人生について

欲しいのモノと必要なモノの相違と対価①新築戸建て編

人生において最も大きな出費は、「住宅」「自動車」「保険」と言われています。

住宅は、もちろん数千万円の住宅ローンを30年ほどの歳月をかけ毎月支払う必要があります。賃貸であれば、賃貸料を毎月住んでいる限り支払い続けます。

自動車は、マイカーローンを使うにしても現金で購入するにしても、税金や保険料、点検代や修理費、燃料代が掛かり続けます。

保険は、心身ともに健康であれば、生きている間支払い続けることになります。

「お金が無い」と普段から言われる人がいますが、よくよく聞いてみると新築で郊外に家を建てたため、住宅ローンで大変なんです!とか、ちょっと新車で高額な車(外車)を買ったので、ローンが大変なんです!とか、独身なのに知り合いの保険会社の人に勧められて、月数万円も保険代を払っている!とか、ひどい人になると全てにおいて高額な支払いがある!と自負する人もおられます(苦笑)

要約すると「お金が無い」と言われる人たちは、大多数がお金自体が無いのではなく、お金の多くが毎月の支払いに回っているので、自由になるお金が無い!と言うことになりますね(笑)

では、なぜ生活が苦しくなるまで毎月の返済が増えたのかと言うと、「欲しいモノ」を買い続けたからに他なりません!

まず最大の出費であろう住宅ローンですが、家を買うならもちろん新築で、広い庭も欲しいあれも欲しいこれも欲しいと欲張って、住宅ローンを目いっぱい組んで、いざ売却した際には大幅な損が出るケースの場合は、手の打ちようがありませんね(汗)

まず郊外に庭付きの家を建てようと思った時点で、10年後の売却価格なんて気にもしていないと思われます。庭付きの家なら車2台の駐車スペースと合わせて、50坪は必要になると思います。

そうなると予算を4,000万円と想定し、建物3,000万円、土地代1,000万円として、10年後の売却想定額は2,500~2,000万円ほど、戸建て住宅は10年後の売却価格は購入時の5割程度が売値の目安と言われています。

建物の価値としては、築15年で2割程度まで下がりますので、建物600万円、土地1,000万円、合わせて1,600万円が15年後の売却額

戸建て住宅の価値は築20年でほぼ0になるので、そもそも土地自体の価値が1,000万円の時点で、20年後資産価値としては土地価格の1,000万円が基本となり、「古家付き土地」として売却されることになります。

郊外の土地が値上がりすることは稀ですし、ローン残高が1,000万円以上残っている可能性もあります。月額ローンも10万円以上払っている可能性も高いので、この場合、10万円以下の家賃の戸建て賃貸に住む方がお得と言えますね!

「賃貸か?持ち家か?」論争は、大体こう言うシナリオです(笑)

このまま住宅ローンが完済する30年以上先まで住めば、その後徐々に元が取れるとも言えますが、子供も独立して家を出て、夫婦2人で戸建ては不要に感じる人も多いのではないでしょうか?それ以前に不便だし…郊外では一人に1台必要な贅沢なものが存在します(笑)

次回は、その辺についても解説しようと思います。

つづく…

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タワマン社長
地方タワマン住みのタワマン社長です! タワマンの住みやすさ、メリット、デメリットを実際に住んでいる住民目線で、株式投資や不動産投資、車や腕時計などの趣味の話を交えて、独自・独断・独特に発信していきたいと思います(笑)