世界中で新型コロナのワクチン接種が進み、日本も遅れながらオリンピック開催に向け、徐々にワクチン接種のスピードが加速していますが、今「アフターコロナ」の世界がどう動くか、世の中の予測と共に少しずつ見え始めています!
アフターコロナで待つ世界経済はインフレか?デフレか?
世界各国がコロナ過の経済対策等で大幅財政出動させたことは承知の事実ですが、およそ総額14兆ドル、日本円にして1400兆円以上のお金が世界中にバラまかれました!
もちろん!コロナ過での財政出動は、不況を招かないための景気の下支えとして当然のことなのですが、アメリカで4兆ドル以上、日本で2兆ドル以上、ドイツで1.4兆ドル以上と過去例を見ない世界全体での財政出動が、今後のお金の供給過多によりインフレに進むことは想像に難しくない。お金をジャバジャバいれた結果がデフレになることは単純にあり得ないと考えられます!
過去20年でアメリカは40%以上のインフレ(物価上昇)が起き、物の価格が1.4倍以上になっています。日本の過去20年のインフレ率は5%弱、1997年に消費税率が5%になってから2019年に10%に上がった訳ですから、結局その5%分が過去20年の物価上昇と同じになったってことは、過去20年の実質インフレ率0%じゃん(笑)
アメリカと35%のインフレ率の差が出れば、そりゃ日本は貧乏になるよww
それがアメリカと日本の平均年収の差に出てるよね!
アメリカの平均年収568万円、日本の平均年収422万円、ざっと35%の差、結局インフレ率の差が平均給与の差に出ているってことだね(笑)
では、これまで20年間以上続いてきたデフレがインフレに切り替わるのはいつか?
そう世界各国が財政出動し、日本もアメリカに続き世界第2位の財政出動を行ったことにより、一気にインフレが進む可能性は否めません!
インフレが悪いと言う訳ではありませんよ!日本はインフレターゲット2%に設定していますし、アメリカもここ20年、インフレ率2%程度で推移してきました!
しかもインフレ率と給与水準の伸び率は相関性があるので、やっと日本の給与水準が上がることが期待できる!過度のインフレが経済に与える影響はあるかも知れないが、年率2%程度のインフレなら、アメリカが代表されるように好景気と給与水準の上昇と言う企業にも労働者にも双方にとって好ましい状況になっていることは、インフレを怖がる人たちにもひとつの指標として、安心材料になるのではないかと思います。
ただし、インフレは言い換えると「お金の価値が下がる」ことですから、預貯金の価値は年々目減りします!インフレ率分、勝手にお金が減るのと同じです。
銀行に2000万円貯金してても、年率2%づつインフレが進むとすると20年後には2000万円は、1420万円ほどの価値しかなくなると言うことになります。
しかし、企業の業績が上がり、給与水準も上がり、物価が上がる分、土地の値段も上がり、マンションの価格も上がり、株価も上がる、でも貯蓄は確実に目減りする(笑)
今後のアフターコロナを生き抜くためには、資産価値の保全が命題になりますね!
バブルで金融引き締め崩壊以降、過去30年間の金融引き締めのデフレで日本人が経験してこなかったインフレ経済に対応できる人が何%いるか?
給与水準は上がるので生活は苦になりませんが、過去の貯蓄は減る一方、貯金至上主義の日本人が頭を切り替えられるか?今後が見ものですね!
さあ、これから帆を張ってインフレの風を掴んで、個人資産を増やして行きましょう(笑)
つづく!