世の中お金が全てではありませんが、お金があるに越したことはありません。
では、お金持ちが幸せかと言うと、あながちそうとも言えません。
内閣府の調査でも、年収1,000万円~1,200万円未満で幸福感は頭打ちになるデータがあります。しかも1,200万円以上になると幸福感はむしろ下がっており、お金と幸福感の相関関係がバランスしているのは1,000万円近辺になると思われます。
アメリカのプリンストン大学の研究では、幸福感は年収75,000ドルまでは収入に比例して上がりますが、それを超えると比例しなくなると言うデータが出ています。
国は違えど、概ね1,000万円辺りに収入と幸福度の相関する限界点があるようです。
タワマン社長の知り合いにも年収1,000万円超えだろう方は結構いますが、内訳としては大学病院勤務医、開業医、大手外資系企業、飲食店経営者、中小企業経営者となりますが、その中で、大学病院勤務医、大手外資系企業の人たちが、色々な話から総合して、年収1,200万円~1,400万円未満に入ると思われます。
中でも勤務医の皆さんは、都市部の良いマンションに住まわれ、高級外車に乗られ、子供さんの教育にも熱心ですが、どこか疲れておられます。肉体的にも精神的にも疲弊していると言うか、仕事が忙しすぎて余り余裕のない状態に見えます!
家でゆっくりする時間が少ないので、奥さんに子育てや家事を任せっきりで、夫婦の関係がギクシャクしている傾向にあるように感じます。
その中のお1人は、家事も子供の面倒も全く見ず、ことある毎に奥さんが不満を訴えておられ、夫婦げんかも絶えなかったようですが、今は旦那さんの勤務病院が変わって仕事が随分楽になって、急に子供の面倒から家の手伝いまでされるようになり、仲の良い夫婦になっています。
職場が変わり仕事が楽になると、時間的にも精神的にも余裕が出来て、家事、子育てに積極的に取り組めるんだと、タワマン社長もビックリしています(笑)
大手外資系企業に勤められている方は、自分で言われておられましたが、最近鬱(うつ)気味で、それはテレワークで毎日自宅にいることが災いして、仕事とオフの切換えが出来なくなっているのが主な原因の様です。
自宅は都心部に一戸建てを建てられており、子供さんも私立小、中、高と順調に進まれ、他者から見ると羨ましい生活をされていますが、旦那さんは相当疲弊しておられます。
近々に少し楽な仕事に転職するかしないと、鬱が本格的に進行すると取り返しのつかないことになると思うのですが、仮に今の年収を捨て平均年収+@に落ち着くことは、体のためとは言え相当な覚悟がいることでしょう!
収入の多くない人が苦労していないとは言いませんし、決して良くないとも言いませんが、1,000万円を超える年収を稼いでいるサラリーマンや勤務医などは、とてもハードな仕事をこなしており、その責任やプレッシャーたるや相当なもので、自分の身を粉なにして、命を削って仕事をしていると言えなくもありません。年収は上がっても、自分の体や家庭を犠牲にして仕事に赴く姿勢は、ある意味尊くもありますが、お金より大切なことがあるのもまた事実です…
こう言ったことが、高収入な人たちの幸福感が上がらないひとつの原因なのでしょうね?!
もちろん、高収入で幸福度の高い人たちも沢山おられますので、次回はその辺りも紐解いてみようと思います。
つづく…