ホンダと日産の経営統合話が一旦白紙になりましたね!
タワマン社長としてはこの日産との経営統合で、むしろホンダの今後のEV一辺倒な計画「2040年脱エンジン」が、現実に即した計画に見直されると期待していたのですが…
もちろん日産は自身の怠慢経営で、懐が厳しくなっているのは承知の事実ですが、今ここまで悪くなった原因は、あのカルロス・ゴーンにも一因があると言っても過言ではありません!
それはどう言う意味かと言うと、カルロス・ゴーンが日産のCEOに就任し、会社を立て直す上で、当時主流になりつつあったハイブリッドをEVに向けた通過点と捉え、日産にハイブリッドの開発を飛び越えて、いきなりEVに進ませたのは、自動車好きの間では周知の事実です!
当時「EV!?いやいやハイブリッドやらんとダメやろ!」と思ったことは記憶に新しいですよ(苦笑)
その段階で日産がホンダと同様にハイブリッド開発に進んでいれば、今のEV技術にエンジンをくっ付けた「e-Power」なるものを無理やり作る必要も無かったと感じます。
「e-Power」も素性は悪くは無いと思いますが、高速域でエンジンと駆動系が直結しないので高速燃費が悪く、高速巡行の多い北米などではイマイチだと言われています!
エンジン側の技術開発で、もう少し改善は出来ると思いますが、エンジンの開発を辞める方向に舵を切った日産には、そこがジレンマになりそうです。
同様にホンダは、当時トヨタに負けじとハイブリッド技術を開発し、当初不具合だらけだったシステムを現在は相当洗練させています!
そのハイブリッド技術に従来のホンダのエンジン技術が合わさって、トヨタに引けを取らないハイブリッドが作られていると、タワマン社長のような自動車好きは理解しています!
実際にこれからホンダが、「2040年脱エンジン」に向けて進むとして、2024年12月の国内EV販売台数の実績を見ると…
三菱 :1,956台
日産 :1,940台
トヨタ:1,221台
マツダ:97台
ホンダ:5台
え、5台?って、これ何かの冗談ですか!?
あのマツダですら!ってマツダを馬鹿にしている訳ではありませんが、むしろエンジン屋で好きですよ(笑)
あのEVヤル気ほぼゼロだったwwのマツダの20分の1の台数って!!
これを2040年までに脱エンジンって言う!?
車好きの目線では、過去の栄光と実績を投げ捨てる無謀行為に思え!
経営者の目線では、現在の技術と顧客を投げ捨てる倒産フラグにしか見えませんよ!!
元々、日本のハイブリッド技術に差を付けられた欧州勢が、EVで巻き返ししようと政治を巻き込んだ、ただの覇権争いなのに…その優れたハイブリッドも捨てるって(汗)
同じような話として、大塚家具から創業者の父親を追い出し、富裕層向けの大塚家具を一般消費者向けの家具屋に方向転換して、見事に予想道理!数年で事実上倒産させたあのバカ娘と同じ轍を踏んでいるようにしか見えません(汗)
ええ、もちろん日産は経営危機です!経営陣の怠慢が主な原因でしょう!!
これはだれしも認めるところですが、ホンダはこれから自分たちで、これまでの栄光と実績、技術と社員の情熱・気持ちを投げ捨てて、いばらの道ならぬ、出口の見えないトンネルに実績を一杯持っているエンジン車(懐中電灯)を捨て、実績もほぼ無いEV(モバイルバッテリー)のみを持って、突き進んで行っているように見えて残念で仕方ありません!!
これはホンダの経営陣の英断と評されて、無謀と評されることはありません(謎)
しかも今回の白紙騒ぎで、世の中は、日産は馬鹿だ!ホンダは偉い!とまた芸能界のゴシップ記事のごとく、善悪で騒ぎ立てているのが、滑稽で見ていられません!
タワマン社長は、日産は外資に買われてでも生き残りますが、ホンダはそのプライドから、本気で全てEVに進んでしまうと、跡形も無く消えてしまうような気がしてなりません…
あの大好きだったホンダが、無謀な賭けに突き進んでいる状況を、今回の日産との経営統合で見直し出来るチャンスだと踏んでいただけに、残念で仕方ありませんよ(涙)
ホンダの三部社長には、どこかで脱エンジン計画見直しを決断して貰いたいものです(望)
しかし、何でホンダの「2040年脱エンジン戦略」を批評、批判する人が少ないのかな!?(謎)
つづく。